いよいよ迎えた最終日〜
さすがにここにきて雲行きが怪しくなってきました
だけど今日の観光は“十和田湖遊覧”のみ
どんよ〜りした天気の中、休屋から子ノ口まで約50分の湖上遊覧です
下船後は奥入瀬渓流を通って“おいらせ渓流観光センター”さんへ
今日の昼食は青森の郷土料理“せんべい鍋”
ちょっと早めに昼食を済ませ、あとは一気に三沢空港へ向かうのみ!
だったんですが…
昼食時にJALさんに電話を入れると
「三沢空港上空が霧のため、使用機が下りてこない場合は欠航の場合もあります」
だって
確かに空港に近づくにつれて霧が濃くなってきた…
不安を胸に三沢空港に到着
なんか“あの日の仙台空港”を思い出すな…
使用機が三沢空港上空に来ないと今後の判断のしようがないので、バスを確保したままお客様にはターミナル内で待機
◆チケットをお客様に配らなかったこと
◆早めに代替フライトの席を確保していたこと
◆欠航のアナウンスが流れる前からカウンターの前に陣取っていたこと
◆たまたま代替のフライトが空いていたこと
◆たまたま使用していた観光バスが引き続き使えたこと
◆お客様の行動が機敏だったこと
◆添乗員がこの手のトラブルに慣れていたこと
これらの要因が重なったおかげで欠航が決まった数分後には、バスはお客様を乗せ代替空港である青森空港に向かっていました
隣のバスは、同じく大阪まで帰る他社さんのツアー
まだ添乗員さんが会社と電話でやりとりしてて、バスの中も空でした
こちらは42名(あの日の仙台空港も同じく42名だったな…)
やっぱトラブルは経験するほど強くなるね
無事出発の1時間半前には青森空港に到着
こちらは悪天候による影響はなさそうです
青森空港から帰るなんて何年振りだろ
青森空港から伊丹空港まで直行便があったけど、満席だったので羽田経由で帰ってきました(経由の方が20分早く伊丹に着くんですけどね)
最終的に予定より4時間近く遅い帰着となりましたが、延泊にならなかったのが幸いです
JRで帰るって手段もあるいけど、三沢駅から新大阪駅まで陸路で帰ろうとしたら
所要時間は約6時間半
費用は約2万5千円くらいかかりますからね
青森空港に向かう途中で全員のお席にまわって帰宅方法の個別相談
(今月の利尻礼文ツアーでも同じようなことしてたな・・・)
ほとんど大阪近辺のお客様でしたが、1名だけ富山にお住まいのお客様がいたので、その方のみ羽田で離班
ANA便しかないので携帯で予約を取ってお客様と羽田でお別れしました
ほんとツアーは最後の最後まで何が起こるかわからないね
今読んでる茂木健一郎さんの本に
「喜びの大きさは成功に至るまでの負荷の大きさに比例する」
って話が出てきたけど、ほんと負荷が大きくなったおかげで「仕事した〜」って充実感を得る事ができました
だって何もなかったら今日は遊覧船に乗ってご飯食べて夕方には伊丹空港に着いてたわけですから
ブログな添乗員がこんなラクしちゃいけませんよね
これくらいトラブル起きないと仕事した感じがしませんよ(笑)
伊丹に着いたら外は大雨
欠航で帰着が遅くなったとは言え、九州や中国地方が大雨だった中で傘も使わずに観光できたのはほんとツイてますよね
急な変更にもイヤな顔ひとつせずについて来てくれたお客様と乗務員さん
スムーズに手続きをしてくれたJAL三沢空港・青森空港のスタッフの皆さんに感謝
本当にありがとうございました!!!