昔は新撰組や坂本竜馬が徘徊し、現在は居酒屋などの飲食店が軒を連ねる京都・木屋町通り
そんな京のネオン街に映画のセットのような昔ながら面影を残したお店があります
お店の前には『古き良き美しい照明』
『二度とないチャンスです』
などと書かれた多数の張り紙
店の名は“タチバナ商会”
高校生の時からお店の存在は知ってはいたけど
“なんだか怪しいお店”ってイメージで扉をくぐることは今まで一度もなかったんですよね
今日は用事があったので京都へ
いつものようにお店の前は通過
でもそのとき、なんだか妙に入ってみたい衝動が走った
で、この10数年間素通りしていたその扉を初めて開けてみたんです
扉の向こうに待っていたのは・・・
なんなんだこの照明の数は!!!
( ̄◇ ̄;)!!
しかもめっちゃノスタルジックじゃないですか!
気分はまさに“ALWAYS・三丁目の夕日”
じゅんのすけぇぇぇーって感じ(笑)
店内には大正時代から昭和30年代の照明器具が所狭しと陳列されています
なんとその数約1000点!
店内は照明器具屋と言うかちょっとした歴史博物館みたい
なぜか茶屋のような休憩スペースもあります(笑)
『ここに腰をかけて写真を撮ろうよ!京都でいい思い出を沢山つくってね!!』
なんて親切な看板まで
この任天堂のトランプの広告、めっちゃレアでしょ
任天堂がまだ小さな花札屋だった頃の広告です
店内の商品は実際に使用されていた照明器具をご主人が買い取ったり修理したりして販売しているので1点ものばかり
インテリア用の燈籠も、2万円台の大きなものから4千円台の小さなものまで取り扱っています
店内のそこらじゅうにご主人の手書きのPOP(?)が貼られていて、これを読んでいるだけでも楽しい
ご主人の人生哲学から生まれたその言葉の数々に、なんだか気持ちがあったかくなる
そんな不思議な空間・・・
こんな面白いお店、ブログな添乗員が紹介しないで誰が紹介する!!
めっちゃブログで紹介したいぃぃぃ!!!!
でも奥に座っているご主人は頑固一徹ガチガチの職人って感じ
正直ちょっとビビりながら撮影&ブログ掲載のお願いをしてみたところ・・・
あっさりOK
フナッシュの出身が照明文化ゆかりの土地ということもあって段々話しが盛り上がってききた
ご主人自ら店内の商品や貼ってある広告・写真などを熱心に説明
ってゆーか見た目と違ってめちゃよくしゃべる(笑)
さらに『2階に上ってみます?』
って普段開放されていない2階まで案内してくれました
すんごい歴史を感じる建物でしょ
築120年といわれるこの建物は、もともと炭の倉庫だったそうです
京都に観光に来たら是非おすすめの場所ですよ!←外見は怪しいですけど(笑)
照明のことだけじゃなく京都の歴史についても学べるので特にバスガイドさんにはいい勉強になるんじゃないかな
まだまだタチバナ商店の魅力をお伝えしたいんですけど、くどくなるのでこのへんで
続きはホームページをご覧ください
おそらく全部のページを見るには相当な時間がかかりそうです
その中でもご主人が自らを“変人店主”として綴った人生履歴書は必見!
中学時代のいじめの話からワーキングホリデー時代の武勇伝などご主人がこのお店を引き継ぐまでのストーリー
今日、この出会いはすごく刺激的だったなぁ〜
最近は京都に来る度にいい出会いがあります
いつも見慣れている扉の向こうにこんなお店が
こんな店主の人生観が広がっていたとは・・・
もしアナタの近くに普段見慣れているけど入ったことがない扉があったら一度その扉、開けてみませんか?
面白い出会いが待っているかもしれませんよ
■タチバナ商店(ホームページ)
■変人店主のアホアホ人生と履歴書