皆さんは“アイデア”を出すのは得意ですか?
添乗員の仕事も“どうやったらこのクレームをプラスに変えれるか?”とか“どうやったらお客様に分かりやすく案内できるか?”
アイデアを必要とする場面は数多くあります
個人的に“アイデア出し”という作業は好きなジャンル
アイデアを出す才能は先天的なものに思われがちですが、要はテクニックなんだそうです
色んな本でアイデアの出し方を学ぶことができます
どの本を読んでも書いてあるのは
アイデアとは・・・
「既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもない」
という概念
「アイデアのつくり方」では島浩一郎氏が
「常に貧欲に情報を集め、整理せずに放牧する、そうすることによって思わぬ“交配”が起こり、すごいアイデアが生まれる」と書いています
先日の「Post-35」で企画力について語っていた、おちまさと氏も
「企画は記憶の複合」と言っています
アイデアとは「普段どれだけのモノを吸収して、それをいかに組合せるか」なんですね
インプットの量を増やせばアウトプットの量も自然に増えていきます
ここに3冊のアイデア出しに関する書籍がありますが、博報堂の加藤昌治氏が書いた「考具(こうぐ)」はかなりオススメ
「考具」では、このアイデアの要素を日常で上手に集める(インプットする)テクニックがいくつも紹介されています
例えば【カラーバス】
バスって言っても“ロクマル”とか“スケルトン”とかのバスじゃなくて、“バスルーム”のバスです(笑)
“カラーバス=色彩浴”って感じかな?
やり方はカンタン
家を出る際にターゲットとなる色を決めます
例えば「今日は青!」と決める
そうすると普段見慣れている風景でも“青”に注目がいく
“こんなところにこんな看板があったんだ、何のお店だろ?”
“この青色の箱、何に使うんだろ?”
こんな感じで色んな発見や気づきが生まれアイデアの要素が増える
これは色じゃなくても「丸いモノ!」とか「尖っているモノ!」でも応用可能
すぐに実践できるテクニックですのでお試しあれ
今度はアウトプットのテクニックをひとつだけ紹介
この3ヶ月、会社案内やホームページ作成の仕事をする上でかなり役立ったテクニック
名前を“マンダラート”といいます
「Post-35」で時間管理力を教えていた小山龍介氏も著書
「IDEA HACKS!」の中でこの“マンダラート”を紹介しています
こちらもやり方はカンタン
紙に正方形を描いて9つのセルができるよう線を引きます
中心のセルに考えるべきメインテーマを記入して、その周辺の8つのセルに、そのテーマから関連づけられるサブテーマを書いていきます
例えば夏休みを利用して「旅行」に行こうとします
“どこに行く?”“誰と行く?”“予算は?”と色々と考えなければならないテーマが浮かんできますよね
で、そのサブテーマを今度は違うマンダラートの中心に書いて、また周辺のセルを埋めていくわけです
そう、アイデアを放射線状に広げていく
前に紹介した“マインドマップ”に近い発想法ですが、マインドマップと違うところはセルがあることによって“強制力が働く”という点
人間は空いているとモノがあると埋めたくなる生き物だそうです(笑)
←これが会社案内のアイデアを考えるときに書いたマンダラートの一部(かなり雑ですが)
ちなみに加藤氏曰く、「手書きがアイデアの基本」らしいです
学生であれ社会人であれ“アイデア”を必要としない人はいないですよね
アイデアを生み出すコツを身に付ければ、普段の生活で想像以上に役立ちますよ
さぁ、さっそく紙とボールペンを用意!
アナタならセルの真ん中に何を置きますか?