先日の利尻・礼文ツアーでとっても貴重な体験をしました

 

国内ならどこでも添乗行くよ!

 

って添乗員さんなら、この2枚の写真みてなんか気づきません?

利尻礼文

 

 

 

 

 

 

 

これはバスに貼ってあった島の地図なんですが・・・

 

そう

 

っぽくない

 

 

北海道も沖縄も何度も訪れてる添乗員ならわかると思うんですけど、北海道のガイドさんと沖縄のガイドさんってビミョーに違うじゃないですか

まぁもちろん人にもよるんですけど、案内のテンションと言うか何というか・・・

バスに貼る地図ひとつとってもかなり違う

 

通常、北海道では移動が長いし、コースが豊富すぎるので毎回地図を作り直すんですが

ツアーで行っても定期観光的要素が大きい沖縄は、手の込んだ地図をラミネートで加工して何度も使います

 

で、この地図

沖縄っぽいでしょ

 

で、利尻島で待っていたガイドさんの顔がこれまた沖縄っぽい
( ̄□ ̄)!!

全員がバス車内に乗り込み、ガイドさんがマイクを持って挨拶をしようとしたら、一番前方に座っていた女性4名グループが

ガイドさんに向かって「ガイドさん、沖縄の人?」っていきなり質問!

「なわけないじゃですか〜!

ここ北海道でもさいはての離島ですよ!」

ってお客様にツッコミ入れたんですが、ガイドさんのネームプレートを見たら、これまたコテコテな沖縄苗字
( ̄□ ̄)!!

 

はい、本当に沖縄のガイドさんでした

 

気温も温かくなって、沖縄の観光バスはかなり忙しいと思われていますが、実は暑い時期が観光バスの閑散期

逆に北海道、それも離島はこれからが超繁忙期で、毎年ガイド不足に悩まされているんですって

 

で、この両者の悩みを解決すべく、北海道の“宗谷バス”さんと沖縄の“那覇バス”さんがタッグを組んで世紀の長距離派遣プロジェクトが始動!

沖縄のガイドさんが2500kmも離れたさいはての離島で6月から10月にかけてガイド業務を行うことになったんです

 

バスガイド史上、おそらく今まで類を見ないこの特殊任務を行っているのは8名の那覇バスのガイドさん(利尻島に3名、礼文島に5名)

 

4月から沖縄に宗谷バスさんの資料を送ってもらって、勉強を重ね

5月の下旬に現地入りし、6月1日から乗務開始

 

今回、偶然にも利尻でも礼文でも那覇バスのガイドさんとご一緒したんです

その島で生まれ育ったって言っても分からないほど見事な案内

沖縄のガイドさんって知ってても忘れてしまうくらい(笑)

 

ガイドさんってスゴい!

プロってこーゆー事を言うんだ!

アタマん中、どーなってるの?

って感動

ホント涙出そうになりました

 

利尻のガイドさんは沖縄のベテランガイドさんでめちゃくちゃ陽気で楽しい方だったんですね

人前では明るく振舞っている反面、よく話しを伺うと

「こっちに来て、まだまともに晩ご飯を食べたのは2回しかない(緊張して)」

「最初来たときは、自分には無理だって泣いた夜もあった」

って話してくれました

 

お金をもらって働くって、カンタンなことじゃないんだと痛感

1回1回のツアーを大事に添乗してるつもりだったけど、この那覇バスのガイドさんたちに比べたら、自分はまだまだだなと感じました

 

このガイドさんたちの頑張りは是非、テレビとかで取り上げてほしいな

できれば研修時から密着取材とかしても良かったくらいですよ!

 

 

離島で頑張ってる那覇バスのガイドさん

10月まで忙しい日が続きますが、頑張ってくださいね!

そして、島に来た添乗員にそのプロ根性を叩きこんでください!(笑)

次回は沖縄で会える日を楽しみにしてまーす!

 

 

▼新聞でも話題にあがってたみたいです▼

北海道の夏は沖縄バスガイドの案内で利尻・礼文島(asahi.com)

沖縄から2500キロの北海道へ、那覇バスがガイド8人派遣(YOMIURI ONLINE)

那覇バス バスガイド 稚内“修行”(沖縄タイムス)