今日から新入社員のマナー研修がスタートしました
毎年、研修でフレッシュな研修生たちを見ると自分が入社した頃を思い出します
ちょこっと研修会場に足を運んだ際に、自分も入社した頃にお世話になったインストラクターの先生と「旅行の形態もずいぶん変わりましたよね〜」なんて話になりました
確かに自分が入社した頃と今では、お客様が旅行(ツアー)に求めるモノもずいぶん変わった気がします
国内添乗で言えば、一番変わったのは夕食のスタイル
昔は宿泊ツアーではカラオケ付きが当たり前
カラオケをやらないと「カラオケのない旅行なんて!」って怒鳴られることもよくありました
今ではズラリとお膳が並ぶ宴会場で食事をする機会はめっきり減り、バイキングスタイルやレストランでの食事が主流になりつつあります
追加料金を払ってでも「お部屋食」を望むお客様も少なくありません
“団体旅行”の中でも、できるだけ“個人旅行”の要素を求めるお客様が多くなってきているんでしょうね
団体旅行が個人型に近づけば近づくほど添乗員とお客様の接点は少なくなってゆきます
添乗員の出番が少ない“便乗員ツアー”です
お客様との接点が少なくなればクレームの出る機会は少なくなるかもしれないけど、お客様の心に残るおもてなしをする機会も同時に減りますよね
少ないチャンスの中でお客様に満足して帰ってもらう
今まで以上に“質の高い接客”が求められるんです
少ないチャンスの中でその添乗員の事を信頼して好きになってもらうために、なるべく“早く”お客様に“好感”を持ってもらってもらわないといけない
この“早く”ってのは結構大事!
“噛めば噛むほど味が出る”なんてキャラの人もいるけど、それではツアーが終わってしまうし(笑)
それには添乗員としての知識云々より、まずその人の“人となり”を磨く必要がありますよね
添乗員として好きになってもらう前に“人間として好きになってもらう”とでも言うのかな?
新入社員にとったら、今はそのスキルを磨くための期間
自分がしゃべっているVTRを同期の前であれこれ指摘されたり、ちょっと恥ずかしい内容のカリキュラムもあると思うけど、しっかり自分の殻をぶち破ってほしいですね
恐らく次に新入社員たちに会うのはマナー研修も入社式も終わった後です
今日からの研修でますます魅力的に成長した姿で会えることを楽しみにしています!