ツアー3日目
ひぜんやさんから見る杖立温泉の紅葉も、けっこう見事ですよね
今日はいよいよツアーのメインともなっている“九年庵(くねんあん)”へ
恥ずかしながら、この仕事がつくまで九年庵って存在自体も知りませんでした…
この九年庵、毎年紅葉の時期の9日間だけ一般公開する貴重な紅葉スポットなんです
(今年から春の一般公開も開催)
今年からシステムが変わったそうなので、次に行く添乗員さん用にちょっと添乗員目線でレポートでお届けします
まず観光バス利用のツアー客は仁比山(にいやま)公園の駐車場で乗降します
ここまでは渋滞もなく、すんなり入れました
ちなみにマイカーは別の場所からシャトルバスで、この仁比山公園までやってきます
バスはこのあと、専用駐車場(吉野ヶ里テクノパーク)へ回送するので忘れ物がないよう注意しましょう
公園の横に城原川という小川が流れていて、そこに“愛逢(あいあい)橋”と呼ばれる日本初の木トラスト構造のアーチ橋が架かっています
この橋を渡ると本部テント(黄色いテント)がある広場に出ます
ここには物産品やご当地グルメなどのフードコーナーもありました
添乗員は本部テントで“整理券”をゲットします
その際、会社名・添乗員名・入り込み時間・お客様人数を記帳
整理券と言っても団体の場合はお客様に配っちゃダメで、まとめて九年庵の入り口まで持っていきます(このシステム、なんかしっくりこない)
この本部でお金を払って、あとはお客様のペースで動けると思ったけど甘かった…
とにかく九年庵の入り口まではお客様と添乗員は一緒に行動です
車道を横断し、流れに沿って九年庵へ
途中、出店や“伊東玄朴旧宅(無料)”なんかもありますが、とにかく九年庵の入り口までは誘惑に負けないように付いてきてもらいましょう
九年庵入り口では左が個人、中央が団体
ここでさっきの整理券の入ったクリアケースを提出してお金を支払います
特にチケットとかはないのですが、九年庵のパンフレットがもらえるので、それを点呼代わりに配布して中へ(混雑してたらわけわからんだろーな)
もしお客様が途中ではぐれた場合は受付に伝えてくださいとの事でした
園内は“ところてん方式”って感じで、とにかくゾロゾロと前進あるのみ
途中で長々と立ち止まって撮影なんかしてるとブーイングの対象になりかねません(笑)
さすがに整理券を配るだけあって、見事な紅葉ですね~
ここはもともと佐賀の大実業家の別荘
九年の歳月をかけて造園された庭園なので九年庵だそうです(←そのまんま)
茅葺屋根の邸宅と紅葉
なんとも風情がありますよね
この別荘を中心にグルっと進むと、自然と出口に追いやられます
よくできたシステムです(笑)
出口を左に進むと、仁比山神社に自然に流れていきます
でも、右側にある紅葉のトンネルも見逃さないように!
まずここで写真を撮ってから神社へ向かいましょう
神社の境内も綺麗に紅葉していました
参拝が終わったら階段を下りて、再び仁比山公園方面へ
人の流れができているので、まず迷子の心配はないと思います
帰り道に千手千眼観音像が安置されている“地蔵院”があるので、興味のある方は寄ってみるのもいいですね(別途有料)
うわ、いつの間にか九年庵に向かう参道に長蛇の列が!
警備の方がいうには、こんなのまだ混んでる内に入らないんだとか…
あまりに混雑すると、整理券の番号で規制をかけるとのこと
この整理券は個人も団体も通し番号なので、とにかく早く整理券をもらったほうが良さそうです
見学を終えたお客様は仁比山公園内の白いテント付近で待機
この日はお客様が退屈しないように猿回しが披露されていました
トイレや自販機も完備されています
出発時間前になったらバスが戻ってくるので、他のバスに迷惑がかからないように速やかに乗車しましょう
バスが来てもお客様が揃っていない!って事にならないよう事前に点呼をとって人数確認を
いちおー観光協会からの指示では「お客様が揃ったら添乗員がドライバーに連絡を入れてください」って事になっているんですけど、別に係員がチェックしたり誘導しているわけではないです
なんとか大きなトラブルもなくスムーズに見学できて良かった~
今度の連休とか、すごいことになりそうな予感
九年庵に行かれる添乗員さん、頑張ってくださいね!!!
後半へ続く…