先月の事ですが、たまたまネットで“宙玉(そらたま)レンズ”なるモノの存在を知りました
実際に見たサイト
■「宙玉レンズを作ってみよう(デジカメWatch)」
■「宙玉レンズ工作例(上原ゼンジ写真実験室)」
写真の中央に球体があって、被写体がその球体の中に入り込んでいる不思議な写真
自分でもこんな写真を撮ってみたい!!!
一瞬でその写真の虜になりました
さらに調べてみると、このレンズは一般販売されておらず、手づくりらしい
その手づくりのレンズをネットでも販売しているようですが…
どうせ手づくりなら自分で作ったらいいやん
ネットに作り方が載っていたので、さっそく言われたとおり材料を揃えてみました
■チップスターの箱
■透明な玉
■アクリス板
■シャーシリーマー
ん?シャーシリーマーって何?
これです、コレ
アクリル板などに穴を開けるための工具
こんなのあるんですね~
これが手に入るかが心配だったんですが、大型ホームセンター“ムサシ”にちゃんと置いていました
商品のパッケージにこんなコピーが書かれていました
「鉛官、鉄官、各種ビニールパイプ、鉄板、銅板、合板、プラスチック板などの穴を拡げるときに…とても便利です。」
って、普通に生活してて、そんな場面なかなかありませんけど!(笑)
まぁリーマーの話はさておき、さっそく作りはじめましょう
サイトには用意するものとある程度の作り方は書いてあるんですけど、正直かなり不明な点が多いので、ここから先は自己流です
まずアクリル板に穴を開けないといけませんよね
リーマーはあくまで“穴を広げる”ための工具で、穴を開ける事はできません
白い紙を丸いアクリル板と同じ大きさに切って、中央部分に印をつけます
紙とアクリル板を重ねて中央部分に狙いを定め、そこに家庭用ドリル穴を開けます
(家庭用ドリルの普及率ってどんなもんだ?)
穴が開いたら、リーマーでグリグリ穴を広げていくわけです
この作業が一番大事
うっかり穴を広げすぎると台無しですから
球体をグッと押し込んで落ちないくらいの大きさでストップ
次はボディー作り
チップスターの筒を、自分のカメラとレンズのピントが合う長さに調整して切ります
ちょっと見栄えを良くするために、光沢のある紙を買ってきて包んでみました(カタチから入るタイプなので)
で、アクリル板と筒を接着するってサイトには書いてあるけど、紙とアクリルって何で接着すんの?
接着できたとしてもすぐに剥がれそうなので、ゴム紐で留めることにしました
あのパンツのゴム紐みたいな紐
ちょうど作っている途中で髪を切にいったんですけど、スタイリストのヨッシーが、業務用の黒いゴム紐をくれたのでそれを使いました
おそらくダイソーとかにも売っていると思います
アクリル板に再度ドリルで穴を空けて、ゴム紐を使って筒に固定
2ヶ所でいいのに穴が4ヶ所あるのは、なんとなく見た目この方がかっこいいと思って♪
(カタチから入るタイプなので)
これで宙玉レンズの完成です!
なんかサイトに載っていた宙玉レンズとは、かなりかけ離れてしまいましたが…
まぁ一眼レフじゃないから仕方ないか
さっそく撮ってみた写真がコチラ
※被写体が逆さに映るので、あとで180度回転させています
そう、先日ちょこっとブログでもアップしていたヘンテコな写真、あれが宙玉レンズで撮った写真だったんです
撮影する際は右手でカメラ、左手で宙玉レンズを支えて撮りました
(周囲から軽く変な目で見られます)
ん~なんとなくそれっぽいけど、他のサイトで見たような写真にはほど遠い…
右下の写真でもわかると思うんですが、ちょっとデコボコしてるでしょ?
リーマーでグリグリしている時、力の入れ加減が難しくて綺麗に円形の穴が作れなかったんですよね
それに球体が小さかったのかも
探して探して、このビー玉程度の大きさの玉しか見つかりませんでした
まぁ自分で作ることに意義があると思えばそれでいいか
今回自分で作った際にかかってお値段ですが
■透明の玉:250円
■アクリル板:255円
■黒い紙:45円
■リーマー:995円
■チップスター:88円
■ゴム紐:もらい物
合計:1633円
ちなみにネットで販売されている宙玉レンズは2100円
送料引いて1000円くらいは浮いたか
リーマーがなかったら638円だったんだけどな~
さぁ皆さんもお正月休みを利用して、宙玉レンズを作ってみませんか?
リーマーはお貸ししますので、お気軽にご連絡ください(笑)