大河ドラマ「花燃ゆ」の放送に合わせて
各書店では幕末や吉田松陰絡みの特設コーナーが展開されていますよね
(やや地味にですが…)
そのほとんどが松陰先生や門下生たちをこれでもかというほど“魅力的”に伝えております
あっちの本もこっちの本も
「吉田松陰バンザイ!」「長州バンザイ!」
高杉晋作が現在の書店に顔を出したらきっと
「おもしろーない・・・」
と溜息をつくことでしょう
(あくまで想像ですが)
まぁそんなわたくしも、最近はどっぷり幕末や長州の志士にハマっているわけですが
ちょっとインプットする情報が偏りすぎているんじゃないかと思い始めたんです
どれだけ好きな相手でも
自分の知らない面や、受け入れたくない過去はきっとあるはずです
だったら松陰先生にもあまり語られていない裏の顔があったんじゃないか?
ということで松陰バンザイコーナーから
数少ないアンチ吉田松陰本を買って読んでみました
吉田松陰と松下村塾
秘密と謎
(中見利男著/宝島社)
サブタイトルには「本当は、とても恐い!松陰とその門下生たち」
とまで書かれている(笑)
本文では“ダーク吉田松陰”や“ダーク松下村塾”なる単語が飛び交って
これまでの関連本とは違う角度から松陰先生や松下村塾を語っています
でもただ単に吉田松陰や松下村塾を否定している内容じゃないのですよね
とにかく膨大な資料を揃えた上で書かれているのが素人目にも伝わってきます
「え、ほんまかいな!」って信じられないような情報も
ちゃんと別の見方はないのか自ら検証したり
別の人物からアプローチしたりと、かなり綿密に調べあげているようです
話しのスケールもかなり壮大で奥行があります
なんてったって足利尊氏とか後醍醐天皇の時代に遡りますからね(笑)
ただ坂本龍馬暗殺の真犯人に、信じられないメンバーをあげたわりに
そこには何も触れずにスルーしちゃう点がちょっとひっかかりましたが…
それに読み終えて感じたのは
これって吉田松陰や松下村塾の裏の顔というより
ほぼ伊藤博文の裏の顔に関する本でしょ!(笑)
後半はほぼ伊藤博文と明治天皇にまつわる話で盛り上がっておりました
とにか信じられないような話題が満載の内容ですので
現在ドラマにハマっている燃ゆラーの方々は控えたほうがいい一冊かもしれません(汗)
まぁこの本に書かれていることが正しいか正しくないかというより
普段、我々は知らず知らずのうちに
メディアから流れる情報に洗脳されていることって多いんだろーなー
ってそのことが怖くなりました
情報が溢れかえっている現代だからこそ
色んな角度から物事を見ないといけないなと感じた一冊なのでした
各書店では幕末や吉田松陰絡みの特設コーナーが展開されていますよね
(やや地味にですが…)
そのほとんどが松陰先生や門下生たちをこれでもかというほど“魅力的”に伝えております
あっちの本もこっちの本も
「吉田松陰バンザイ!」「長州バンザイ!」
高杉晋作が現在の書店に顔を出したらきっと
「おもしろーない・・・」
と溜息をつくことでしょう
(あくまで想像ですが)
まぁそんなわたくしも、最近はどっぷり幕末や長州の志士にハマっているわけですが
ちょっとインプットする情報が偏りすぎているんじゃないかと思い始めたんです
どれだけ好きな相手でも
自分の知らない面や、受け入れたくない過去はきっとあるはずです
だったら松陰先生にもあまり語られていない裏の顔があったんじゃないか?
ということで松陰バンザイコーナーから
数少ないアンチ吉田松陰本を買って読んでみました

秘密と謎
(中見利男著/宝島社)
サブタイトルには「本当は、とても恐い!松陰とその門下生たち」
とまで書かれている(笑)
本文では“ダーク吉田松陰”や“ダーク松下村塾”なる単語が飛び交って
これまでの関連本とは違う角度から松陰先生や松下村塾を語っています
でもただ単に吉田松陰や松下村塾を否定している内容じゃないのですよね
とにかく膨大な資料を揃えた上で書かれているのが素人目にも伝わってきます
「え、ほんまかいな!」って信じられないような情報も
ちゃんと別の見方はないのか自ら検証したり
別の人物からアプローチしたりと、かなり綿密に調べあげているようです
話しのスケールもかなり壮大で奥行があります
なんてったって足利尊氏とか後醍醐天皇の時代に遡りますからね(笑)
ただ坂本龍馬暗殺の真犯人に、信じられないメンバーをあげたわりに
そこには何も触れずにスルーしちゃう点がちょっとひっかかりましたが…
それに読み終えて感じたのは
これって吉田松陰や松下村塾の裏の顔というより
ほぼ伊藤博文の裏の顔に関する本でしょ!(笑)
後半はほぼ伊藤博文と明治天皇にまつわる話で盛り上がっておりました
とにか信じられないような話題が満載の内容ですので
現在ドラマにハマっている燃ゆラーの方々は控えたほうがいい一冊かもしれません(汗)
まぁこの本に書かれていることが正しいか正しくないかというより
普段、我々は知らず知らずのうちに
メディアから流れる情報に洗脳されていることって多いんだろーなー
ってそのことが怖くなりました
情報が溢れかえっている現代だからこそ
色んな角度から物事を見ないといけないなと感じた一冊なのでした