八重垣神社&神魂神社の参拝のあとは

いったん松江駅まで戻って山陰本線で“揖屋(いや)駅”へ

松江から2つ隣の駅で所要時間も11分(200円)です♪

ここに何があるかと言うと

“黄泉比良坂(よもつひらさか)”と“揖夜(いや)神社”


黄泉比良坂ゆーたら古事記で黄泉の国(死者の国)と地上との境目と言われる場所

黄泉の国で約束を破った旦那のイザナキに激怒した妻のイザナミが

「あなたの国の人間を1日1000人殺すわよ!」ってゆーたら

「じゃこっちは1日1500人生むわ!」ってイザナキが逆ギレした・・・

ってゆーあの有名な夫婦喧嘩の舞台です
(てことは夫婦喧嘩発祥の地?)

古事記ファンならかなり胸アツなスポットでございます♪

P4230074~01P4230117~01






駅は限りなく無人駅に近い有人駅って感じですが

構内には“まちの駅”って情報ステーションみたいな施設もありました

P4230076~01P4230115~01






ここで黄泉比良坂の行き方を聞くと

なんと無料でレンタサイクルを貸してくれるとのこと

レンタサイクルの存在自体も知らなかったのでかなり得した気分でした♪

P4230081~01P4230082~01






揖屋駅から黄泉比良坂までは約1.5キロ

途中から自転車を置いて森の中を進みます
P4230083~01P4230084~01






この森の中の坂道が“伊賦夜坂(いふやざか)”といって

黄泉の国の追っ手からイザナキが色んな物を投げつけて応戦した場所です

P4230087~01P4230089~01






峠を越えた先に注連縄が張ってあって、さらに奥に大きな岩が見えてきました
(駐車場があるのがちょっとムードを壊す・・・)
P4230090~01P4230091~01






この大きな岩が千引石(ちびきいわ)

イザナキがこの世とあの世のを分けるために置いた岩です
(もちろんその神話をイメージして置かれた岩)
P4230097~01P4230095~01






脇にあった“天国(黄泉の国)への手紙”ってポストが気になるなー
(ここに入れた手紙はどこに行くんやろ・・・)
P4230092~01P4230093~01






P4230096~01あ、イザナキが投げつけた桃の実にちなんで

ちゃんと桃の木もありました
(芸が細かいな)



自分を助けてくれた桃の木にイザナキは

「これからもこの国の人間を守ってくれよ!」

と言って立派な名前を与えます

ここまではよくご存じの古事記に書かれたストーリー

実はこの話しには続きがあるって知っていました?

そのあとこの桃の木に大きくて立派な桃の実がなりました

その実が川に落ちてどんぶこどんぶらこと流れていきます

そこへ川に洗濯に来ていたおばあさんが・・・

“桃太郎神社”って知ってる?



さてさて、黄泉の国からこの世に戻ってきたあとは“揖夜神社”へ

なかなか立派な灯篭&狛犬がお出迎え
P4230101~01P4230102~01






P4230104~01P4230107~01






こちらのご祭神は“イザナミ・オオナムチ(オオクニヌシ)・スクナヒコ・コトシロヌシ”

元旦那のイザナキがいないのがリアル・・・(笑)

境内にある鏡は心の中を映すと言われているそうですよ

P4230110~01P4230109~01






P4230108~01P4230111~01






P4230112~01P4230113~01







今回の島旅で知ったんですが

十月に八百万の神が出雲に集まるのは、縁結びの会議じゃなく

自分たちを生んだイザナミを偲んで集まってくる
(法事みたいな?)

というエピソードもあるそうです


やっぱり神話や神社って奥が深いわ・・・♪