今回は高野山3大スポットの3つ目

壇上伽藍(だんじょうがらん)へ行ってみましょう!

壇上伽藍は金剛峯寺のすぐそばにあります
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境内に入るのは無料ですが

堂内に入れる金堂と根本大塔の2ヶ所は有料です

まず蛇腹道から見えてくるものから紹介していきます

写真左下:東塔(とうとう)
写真右下:三昧堂(ざんまいどう)

東塔は1127年にあの白河法皇により創建
(現在の塔は1984年に再建)

本尊は“尊勝佛頂尊(そんしょうぶっちょうそん)”という珍しい仏さま

白川法皇と等身大だそうです
(一般非公開ですが・・・)

三昧堂の前の桜はは西行法師が植えたと伝わる“西行桜”
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写真左下:大会堂(だいえどう)
写真右下:愛染堂(あいぜんどう)
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こちらは“不動堂(ふどうどう)”

鳥羽天皇の皇女、八条女院により1197年に建立
(創建当時は阿弥陀堂)

現在のお堂は14世紀後半に再建されたものですが重文です

中にはあの有名な運慶作の八大童子(国宝)が祀られていたお堂です
(現在は霊宝館に収蔵)
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壇上伽藍で一番重要なスポットは

写真右下の“根本大塔(こんぽんだいとう)”

1937年に約100年ぶりに再建された壇上伽藍のシンボル!

現在修理中ですが、中は拝観することができます
(拝観料:200円)

胎蔵界の大日如来を中心に

金剛界の四仏が配置されている

珍しいフォーメーションの立体曼荼羅です
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写真左下は本堂にあたる“金堂(こんどう)”
(拝観料;200円)

空海が最初に建立した建物
(創建当時は講堂)

現在の建物は1932年に再建したものです

写真右下は“大塔の鐘”

直径2mの鐘は日本で4番目に大きかったことから

別名“高野四朗”と呼ばれています

今でも1日5回、時を知らせています

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伽藍の表玄関にあたるのが“中門(ちゅうもん)”

1843年に焼失していらいずっと不在でしたが

2015年に172年ぶりに再建

まだ比較的新しい建物ですね

裏表に四天王が配置されていますが

増長天と広目天は新調したもので

持国天と多聞天は創建当時のものだそうです
(色がハッキリ違いますね)
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こちらは“六角経蔵(ろっかくきょうぞう)”

1934年に約100年ぶりに再建された経蔵

取ってを持ってまわすことができます

あ、取っての部分が回転するだけで、建物は回らないです!(笑)
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写真左下:御影堂(みえいどう)
写真右下:准胝堂(じゅんていどう)
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写真左下:孔雀堂(くじゃくどう)
写真右下:西塔(さいとう)

西塔は886年創建でその後5度の火災で焼失

現在の塔は1834年に再建されたものです

でも本尊の大日如来は創建当時のものだそうですよ
(一般非公開ですが・・・)

個人的には根本大塔より

こーゆー素朴な色の塔が好きだな
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伽藍の南側には蓮池って池があって

中央の島には“善女龍王(ぜんにょりゅうおう)”を祀るお社があります
(この時は工事中でした)

空海が祈祷を行った京都の神泉苑にも祀られている神様ですね
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お社といえば

伽藍の中には仏教施設だけでなく

神社建築もあるんです

写真左下:山王院(さんのういん)
写真右下:御社(みやしろ)

御社(重文)は高野山開山にゆかりの2柱

丹生明神高野明神が祀られています
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狛犬がなんだかマンガちっく(笑)
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他にも境内にはこんなスポットがあります

“三鈷の松(さんこのまつ)”

空海が唐から投げた三鈷杵(さんこしょ)が引っかかっていたって伝説が残る松です

伝説にちなんだ3つ葉の葉がたまに落ちているそうで

見つけるとご利益があるそうです
(こーゆーのはあんまり興味なし・・・)

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最後は“対面桜(たいめんざくら)”

別名を影向桜(ようごうざくら)と言います

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大塔の再建を行った平清盛が法要で高野山を訪れた際

桜の木の前で入定したはずの空海(の幻?)と対面したそうです

その時に「次は厳島の社を改修したらええことあるで」

って教えてもらったそうです

今の立派な厳島神社には空海も関係していたのか!!

真魚ちゃん、日本の観光地に貢献しすぎです!!(笑)


※西行桜も対面桜もどちらも後世のものです