今月2度目の読書部です

2月の読書履歴はこんな感じでした

1月の7冊に対して4冊・・・

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鬼ともののけの文化史
(遊子館)

ゼロからわかる中国神話・伝説
(イースト・プレス)

観光は滅びない
(星海社新書)

今昔物語集と日本の神と仏
(青春出版社)


京都の観光地を歩いていると

鬼や妖怪絡みの伝説が残っているスポットって多いんですよね

そんなわけで4冊中3冊は魑魅魍魎に関する本だったんですが

1冊だけまじめに観光に関する本を読みました

それがこちら

「観光は滅びない」
(星海社新書)

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著者は京都在住の社会学者、中井治郎氏

本の内容は

昨年の観光客が激減した京都の振り返りから

GOTOトラベルとは何だったのか?

新しい旅のこれから

など身近な話題が目白押しでした


ちょっと著者の個人的な話が多いし

本書にて考案する「新しい観光」のスタイルってのも

コンタクトレス・近距離・分散

など

各種メディアでさんざん言われている内容でインパクトが弱かったかな?

そもそもこの本の原稿を書いたのが

2020年9月で10月発行

去年の9月と今では状況がかなり違うしな〜・・・

去年の9月といえばコロナ禍とはいえ

私も青森、佐渡、壱岐対馬と飛び回っていた頃です


ひとつ

思わずウンウンとうなずいてしまったのは

「マス・ツーリズムの時代の観光客は大量に複製された絵はがきやガイドブック、
そしてテレビで見た憧れの風景を確認しにやって来るといわれていた。」

ってトコ

“確認しにやって来る”とは

観光客をちょっと小バカにしたような表現ですが

するどいツッコミだと思います


そんなマス・ツーリズムの時代から

今後はデジタルなコミュニケーションツールを駆使し

普段からSNSのタイムラインなどで見慣れている

遠くとも馴染みのある風景

馴染みのある人に会いに行くことが新しい旅になるのでは?

と締めくくっています


カバーのそでの部分に

観光都市復活の狼煙が、京都から上がる!

数多(あまた)の観光都市よ、いまこそ京都に続け!


とか書いておきながら

着地点そこかよって感じでちょっと拍子抜け・・・
(まぁ40代の著者らしい発想ですが)


中井氏は以前

「パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市」
(2019年10月発行)

という本を書いているんですけど

まさかその本の1年後に

「観光は滅びない」

なんて本を書くとは思ってもみなかったでしょうね

さらに1年後

日本の観光はどうなっているのでしょうか?


次に中井氏が筆を執るのは

「アフターコロナでパンクする京都」

なのか

「それでも観光は滅びない」

なのか・・・