先月読んだ認知バイアスの問題集

「ココロの盲点」から

面白い認知バイアスをもうちょとご紹介しますね

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イライザ効果


脳はヒト以外のものにヒトの心を見出したり

擬人化するのが大好きだそうで

例えば・・・

森であった動物にエサを与えてしまう

一本松に侘しさを感じる(これ福島のやつかな?)

恋愛ゲームや育成ゲームに熱中する(たまごっちとか)


なるほど、確かに先日スーパーで買った豆苗

食べ終わったあと再生しようと育てたけど

情が沸いてなかなか食べれへんわ!

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あと映画「キャスト・アウェイ」ウイルソン

これを思い出したのは私だけじゃないはず(笑)


情報フレーミング


同じ条件でも表現を変えると、脳は異なった受け取り方をするそうです

例えば・・・

A:赤身75%のひき肉
B:脂身25%のひき肉


どちらも同じなのに、ほとんどの人はAを選んでしまう

なるほど

「まだ半分しか終わっていない・・・」と思うか

「もう半分終わった♪」と思うかは自分次第

コロナ禍のこの状況をどう受け止めるか

人によってもかなり個人差がありますもんね


疑似的空間無視


右利きの人は視野の左側を重視するというのもの

広告や写真も、重要なものを左側に置いたほうがアピールしやすいそうです

例えば・・・

YouTube上級者のサムネを見るとよく分かります

YouTubeのハウツー動画を配信している

“TAIGA YouTube Channel”

動画内で顔出ししていないtaigaさんは動画のタイトルを重視するので

左側に大きくタイトルを置き

人間(素材のモデル)を右側に置いています
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対して、フィットネス系で人気の

“のがチャンネル”

もはや“のがちゃん”という個人を目当てに動画を見る人が多いので

タイトルより人間(本人)が左側に来ることが多いです(笑)
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人格同一性効果


人は行動を否定されるより人格を否定されることに抵抗を感じるのだとか

例えば・・・

ウソをつかないでね(行動)

ウソつきにならないでね(人格)


だと、後者のほうが効き目が大きいそうです

お店で「万引きは犯罪です」って張り紙をよく見かけますが

人格同一性効果を利用するならば

「万引きをすると犯罪者になります」

のほうが効果がありそうですね


少数の法則


脳は数少ない経験でも法則化しがちなんだとか

例えば・・・

ジンクス・厄年など

なるほど、これは心当たりがある人も多いのでは?


あ、添乗員的業界にも“少数の法則”ありますよ

お客様がクレームを言ってくるとき

少数の意見でも

「みんなゆーてるよ!」

って言ってくる(笑)

みんなてダレ!!!
(添乗員の内心)


ちなみにこの本の“バンドワゴン効果”のところに

みんな〇〇のみんなって何人か?

って話題が出てきました

答えは3人

人は3人以上になると個々の具体性が薄れ

“みんな”と感じるそうです


めっちゃ納得(笑)


これからは観光地で暇を持て余したお客様に

添乗員さん

みんなもう行こうゆーてるよ

とか

集合場所を勘違いしているお客様から

添乗員さん

みんなあそこで待ってんで

とか言われても

イラつくことはありません

お客様が悪いんじゃない

それは人間の脳の性質

グッとこらえます

を憎んでを憎まず


バインダーの片隅にでも書いておきましょう
(見える所に書いちゃダメですよ)


そして心の中でつぶやくのです

みんなゆーても3人でしょ


と・・・