先日、京都の書店で綺麗な桜のイラストが描かれた小説が平積みされていました

タイトルは

「二十年目の桜疎水」

(光文社文庫)

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著者は大石直紀氏

京都を舞台にした6話の短編小説を収録

この小説は第8回京都本大賞にも輝いたらしいです

初めて知った作家さんですが

イラストが綺麗なので思わず買ってしまった(笑)
(ほんと本屋の平積みに弱い・・・)


全6話はこんな感じ

「おばあちゃんと一緒」

舞台:賀茂大橋・木嶋神社(太秦)

おばあちゃんと孫による詐欺師のお話し

最後の大どんでん返しが爽快です


「お地蔵様に見られてる」

舞台:真如堂・一条寺商店街

真如堂にある“鎌倉地蔵”の逸話は初めて知ったので勉強になりました

6話の中で唯一ホラー系の怖いお話です

怖がりさんは夜寝る前に読むのはお勧めしません


「二十年目の桜疎水」

舞台:松ヶ崎疎水・高野川

小説のタイトルにもなっているお話し

母の死をきっかけに二十年ぶりに元恋人と再会した男の物語

深くてエモい・・・

色々と考えさせられるお話しでした

てか松ヶ崎の疎水って桜が綺麗なんや!

来年は絶対見に行こう!!


「おみくじ占いにご用心」

舞台:曼殊院門跡

元三大師のおみくじを手にした詐欺師の運命は・・・


「仏像は二度笑う」

舞台:寺町通りの古美術店街

円空仏の贋作(偽物)をめぐる

仏師・古美術商・コレクターの騙しあい

このお話しで贋作(がんさく)って言葉を初めて知りました


「おじいちゃんを探せ」

舞台:上賀茂神社の手づくり市

生まれる前に離婚して顔も見たことのないおじいちゃん

そんなおじいちゃんを探しに京都へやってきた女子大生が

自分の出生に関わる驚愕の事実を知ってしまうお話

上賀茂神社に手づくり市があったの初めて知ったわ!





普段あまり“小説”ってジャンルの本は読まないんですが

どれも面白かった〜

短編集なので1話を一気に読めるのがいい

そして舞台に京都の実際の地名や観光地が出てくるので

イメージしやすいし、新たな発見もたくさんありました

サスペンス小説なので、全編にわたって殺人や事故

過去の過ち・・・みたいな負の要素が多いんですが

最後は読んだ人の心にふっと救いの風が吹き抜ける

そんなエモいストーリーばかり

京都好きの方、サスペンス好きの方

ぜひ読んでみて下さいね!