先日、新大阪駅でツアーの受付をしていたら

いきなりお客様から注意を受けました

添乗員は受付の際

・検温
・体調の確認(健康チェックシートの回収)
・ワクチン接種済(又は検査結果の陰性)かどうかの確認
・身分証などでの本人確認


を行うのですが


私が使った“身分証”という言葉に対して

そのお客様は

その言い方はよくない

「本人確認書類」というべき


とのご指摘でした



今では内勤時でも添乗時でも

1日で数えきれないほど使っている単語

身分証

確かに言われてみれば

ちょっと差別的な言葉にも感じます

というか気にしだしたらめっちゃ違和感を感じる!!


そのお客様は銀行務めをしていた頃、支店長から

「お客様に対して“身分証”という言葉を絶対に使うな」

と厳しく指導されていたそうです


そのあとの受付では「本人確認書類」

と言いなおして受付をするよう努力しましたが

どうしても慣れで

「み、・・・」って言ってしまって苦労しました(笑)


「身分証」をウィキペディアで調べてみると

身分証明書(みぶんしょうめいしょ)とは、
社会生活上、人の本人性や法的資格を示すために用いられる文書のことである。
官公庁学校会社団体など公的機関が発行する証明書等が利用される。
身分(みぶんしょう)とも。なお、「身分証明」は誤り。
ID英語Identity Documentの略語から)とも呼ばれる。


と書かれています

さらに読み進めていくと

2000年代降、「身分」という言葉について、身分制度と関連づけたり、
社会的な序列を示す言葉と捉えたりして不快感を示す者もいるため、
特に
顧客等に対しては「本人確認書類」という表現に置き換えたり、
「お名前とご住所の分かる公的なもの」等の婉曲表現を用いる事が多い。


なるほど、間違った言葉ではないけど

仕事で接客をする際は気を付けたほうがいいってことですね

今まで一度も指摘されたことはなかったけど

知らない間にお客様の気分を害していたのかもしれません


会社にいたスタッフにこの話しをすると

以前、ワクチン接種会場でバイトをしていたときに

会場では“身分証”って言葉は使わないように言われていたそうです



ちなみに本人確認書類とは

・運転免許証
・パスポート
・健康保険証
・年金手帳
・身体障がい者手帳
・マイナンバーカード


などを指しますが

何をもって本人確認書類とするかは

チェックする側(会社など)によっても異なります

全国旅行支援の条件だと本人確認書類は

顔写真付きの免許証やマイナンバーカードだと1点

顔写真がない保険証や年金手帳などは2点

注意したいのはコピーや写メは不可で“原本”が必要


このご指摘を受けてから約3週間

ようやく「本人確認書類」とスムーズに言えるようになってきました

でも正直“本人確認書類”より

“身分証”のほうが言いやすいし

お客様もイメージしやすいようには思います
(“書類”って部分がひっかかるのかな)



昨日も会社でツアーのお申込みを受けた際

「当日は顔写真付きの本人確認書類をお持ち下さい」って案内をしたら

「え!!履歴書とかいるの!?」

ってビックリされた(笑)