先月、関空でこんな本を見つけました
読むだけですっきりわかる日本史
この本1冊で旧石器時代から現代史まですっきりするらしい
これは歴史とは縁の切れない添乗員にとってはありがたい本ですよね
なんだかイラストが多くて“いかにも初心者向け”って感じの表紙なので手にとってみました
でも本文にはイラストはほとんどなく、字ばっかり
こりゃダメだと置いて帰りかけたんですけど…
試しにちょっと読んでみると
めっちゃ面白い!!!
以前にカリスマ講師が書いた本の文庫版らしいんですが、とにかく書き方がうまい
書き言葉じゃなく、ほんとに塾で講義を聞いているような文章なんですね
例えば55ページを開くと…
聖武天皇と大仏
「いよいよ奈良時代のエース聖武天皇の登場だ。彼は元明天皇の孫にあたる。孫?なんか変だね?そう変なんだ。実は奈良時代は身体が弱い天皇や皇太子が多く、そのために次の天皇が成長するまでのとりあえずのピンチヒッターとして、亡くなった天皇の妻や母親が即位することが多かったんだ。だから奈良時代は女性の天皇、つまり女帝が多い時代でもあるんだよ。」
こんなノリ(笑)
この軽快な文章の中に、昔習った懐かしの歴史上の人物や出来事が次から次へと出てきます
さすがに1冊で旧石器時代から遡るわけですからかなりスピードが速い
でもそのおかげで歴史の流れがブレないのがこの本のすごいところ
今までガイドさんの話を聞いたりして、知っている史実ってたくさんあるはずなんです
でもそれって点の集まりでしかなかったんですよね
その今までの点が一直線につながったって感じ
タイトル通り、読み進めるほどに歴史がすっきりしていくんです
歴史が苦手な方には、絶対おススメの1冊です!
よし、来年は世界史に挑戦しよう!
(世界史は古代文明と中世の2冊)
年末年始をのぞいてこれから旅行業界はオフシーズン
この時間を利用して、歴史をすっきりさせてみませんか?
来年は今まで退屈に感じてた観光地で、目がキラキラ輝く
と思いますよ(笑)



